心を込めて・・・えびすの杜のゲストハウス

えびす様の総本社であります西宮神社。その広い境内の緑に包まれてひときわ格調高く佇む西宮神社会館は、お参りされる方々をおもてなしする心づくしのゲストハウスです。

西宮神社の由緒

福の神えびす様をおまつりする神社の総本社

西宮戎神社

西宮神社は全国に約3千ある蛭児大神(えびす様)を祀る神社の総本社です。えびす様は、七福神の中で清浄と正直をつかさどる神様。美しく掃き清められた境内と緑豊かなえびすの杜は、心が清くあらわれる癒しの空間です。

鎮座の年代は明らかではありませんが、戎(えびす)の名は平安時代後期には 文献に度々記載されています。漁業の神として信仰されていましたが、西国街道の宿場町としても開け、市が立つようになって、商売繁盛の神様として隆盛を極めるようになります。

神社全体の面積は、4万2千平方メートル余(約1万3千坪)と広く、緑に囲まれた都会のオアシスとなっています。1月9日、10日、11日の「十日えびす」には百万人に及ぶ参拝者でにぎわい、阪神間最大の祭として全国に知られています。

三連春日造りの本殿

三連春日造りの本殿

西宮神社の本殿は、三連春日造(さんれんかすがづくり)と云う珍しい構造。

江戸時代寛文3年(1663)に四代将軍家綱の寄進になる国宝の本殿は、昭和20年の空襲により烏有に帰してしまいましたが、昭和36年に復興され、平成23年に復興50周年事業により美しく生まれ変わり、えびすの杜を背景に佇んでいます。

向かって右からが第一殿で、蛭児大神(えびす様)、中央の第二殿で天照大御神及び大国主大神、左の第三殿で須佐之男大神を奉斎しています。

重要文化財の赤門と練塀

重要文化財の赤門と練塀

西宮神社表大門(おもてだいもん)、通称赤門(あかもん)は、豊臣秀頼の寄進によるもので、桃山建築の遺構をのこし、その左右に連なる全長247メートルの大練塀(おおねりべい)と共に、重要文化財に指定されています。

正月十日えびすの開門神事に一番福を目指して走りだすおなじみの光景は、この赤門から始まります。

兵庫県指定の天然記念物 えびすの杜

兵庫県指定の天然記念物 えびすの杜

本殿後方一帯の社叢、えびすの森は、兵庫県の天然記念物に指定されています。広葉樹林が生い茂り、樹齢300~500年ぐらいで幹回り4~5メートルもある大きなクスノキもあります。

森の中にはふだんは立ち入れませんが、豊かな緑の息吹は境内にいても心地よく感じられ、野鳥のさえずりも聞こえてきます。

祈祷殿

祈祷殿

〆柱をくぐり進むと鳥居の向うに見えてくる新しい建物が祈祷殿。本殿復興50年の記念事業として新築されました。お宮参り、七五三詣など一年を通して様々な御祈願をお受けしています。

空調の効いた静かな雰囲気の中での祈祷のあとは神池から本殿にお参りしていただけます。

岩倉具視公ゆかりの六英堂

六英堂

岩倉具視公の東京丸の内にあった私邸の一部で、明治新政府の主要な人物、岩倉具視、公家の三條実美、薩摩の西郷隆盛、大久保利通、長州の木戸孝允、伊藤博文の六人(六英傑)が度々会合を重ねたということから、六英堂という名が付けられたと言われています。

何度か移転されたのち、昭和52年、西宮神社に移築保存されました。約29.86坪、十二畳半二間と鞘(さや)の間からなる木造平屋建て。懐かしい日本家屋のぬくもりが感じられます。

伝統とにぎわいのお祭り、年中行事

伝統とにぎわいのお祭り、年中行事

西宮神社ではさまざまな年中行事やイベントが行われています。
たくさんの人が訪れるにぎやかなお祭りは、1月9日、10日、11日の「十日えびす」、6月14日の御輿屋(おこしや)祭、7月20日の夏祭 えびす萬燈籠、そして9月21日から23日の例祭 西宮まつりです。また、10月最初の土日に行われる「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」も大勢の人でにぎわいます。

西宮神社の年中行事については、こちら。西宮神社のホームページをご覧ください。

地域の人に愛されてきた町のシンボル

地域の人に愛されてきた町のシンボル

柔和なお顔のえびす様は庶民の神様として親しまれています。

西宮神社の門前町として栄えてきた西宮中央商店街は、別名「戎参道」と呼ばれています。
御神灯の提灯が吊るされ、えべっさんのお膝元の風情が感じられます。

また、商店街のゆるキャラ、ふくみみ福ちゃんも誕生し、子どもたちの人気者になっています。

西宮神社会館での披露宴やパーティ会場に姿を現すこともあります。

六英堂でのご会食

六英堂弁当
六英堂弁当 6,500円(税別)

由緒ある日本家屋の六英堂でのご会食(特製のお弁当をご用意いたします)も承ります。
美しいお庭を眺めながら、今日の良き日をさらに思い出深いものになさってください。